AF-CHF試験:低心機能の心不全に合併した心房細動を、洞調律に戻すべきか
Roy D, et al. Rhythm control versus rate control for atrial fibrillation and heart failure. N Engl J Med. 2008;358(25):2667-77.(DOI: 10.1056/NEJMoa0708789 / PMID: 18565859 / NCT00597077)
LVEF35%以下の心不全に合併した心房細動1376例で、リズムコントロールは心血管死を減らさなかった(27% vs 25%、HR 1.06、P=0.59)。総死亡・脳卒中・心不全悪化も同等。心不全があればリズムコントロールが有利だろうという期待を、正面から否定した試験。
背景・CQ
心不全に心房細動を合併した患者では、洞調律に戻して維持することが一般的に行われてきた。
その根拠のひとつは、心房細動が心不全患者の死亡の予測因子であるという観察データであり、心房細動を抑えれば予後が改善するのではないかという推測だった。
しかしこの方針の利益と危険は、十分に検討されていなかった。
LVEF35%以下の心不全に合併した心房細動で、リズムコントロールは心血管死を減らすか?
研究デザインの読み方(PICO)
LVEF 35%以下、心不全(うっ血性心不全)の症状あり、心房細動の既往のある患者
リズムコントロール(洞調律の維持)
レートコントロール(心室レートの調節)
心血管死までの時間
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。