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会員限定循環器RCT・多施設N Engl J Med 2002読了 約6分

AFFIRM試験:心房細動は、洞調律に戻すべきか、心拍数だけ整えるべきか
― レートコントロールとリズムコントロールの比較

Wyse DG, Waldo AL, DiMarco JP, et al. A comparison of rate control and rhythm control in patients with atrial fibrillation. N Engl J Med. 2002;347(23):1825-1833.(DOI: 10.1056/NEJMoa021328 / PMID: 12466506)

脳卒中・死亡の高リスクをもつ心房細動4060例で、洞調律を維持する戦略(リズムコントロール)は、心拍数を整える戦略(レートコントロール)に対して生存の優位性を示さなかった。5年死亡はむしろリズム群でやや高く(23.8% vs 21.3%、HR 1.15、P=0.08)、入院も薬剤有害事象も多かった。「洞調律に戻すこと自体が善」という前提を覆した一本。

Background

背景・CQ

心房細動の治療には2つの考え方がある。ひとつは除細動と抗不整脈薬で洞調律を維持する方針、もうひとつは心拍数を調節する薬を使い、心房細動が続くことを許容する方針である。いずれの方針でも抗凝固薬の使用が推奨される。

クリニカルクエスチョン

脳卒中・死亡の高リスクをもつ心房細動患者で、リズムコントロールはレートコントロールより生存を改善するか?

Design (PICO)

研究デザインの読み方(PICO)

P
Population ・ 患者

心房細動があり、脳卒中または死亡の高リスクをもつ患者

I
Intervention ・ 介入

リズムコントロール(除細動+抗不整脈薬で洞調律を維持)

vs
C
Comparison ・ 対照

レートコントロール(心拍数調節薬を用い、心房細動の持続を許容)

O
Outcome ・ 評価項目

総死亡

両方針とも抗凝固薬の使用が前提である点に注意したい。

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Column

心房細動の30年 ― 31試験で読む、問いが三度置き換わるまで

「洞調律に戻すべきか」。心房細動の中心にあったこの問いは、2002年に否定された。すると問いは「何で止めるか」から「何で固めるか」へ移り、DOACの4試験がワルファリンを置き換える。次に問いは「足すか」から「どこまで引け…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。