AFIRE試験:安定した冠動脈疾患を合併する心房細動に、抗血小板薬は要るか
Yasuda S, et al. Antithrombotic Therapy for Atrial Fibrillation with Stable Coronary Disease. N Engl J Med. 2019;381(12):1103-1113.(DOI: 10.1056/NEJMoa1904143 / PMID: 31475793 / UMIN000016612 / NCT02642419)
日本の2236例。PCIやCABGから1年以上経った、あるいは血行再建を要さない冠動脈疾患を伴う心房細動で、リバーロキサバン単剤が併用療法に対し有効性で非劣性、安全性で優越だった(大出血 年1.62% vs 2.76%、HR 0.59)。しかも併用群で死亡が増えたため早期中止。抗血小板薬まで抜ける、と示した日本発の試験。
背景・CQ
心房細動と安定した冠動脈疾患を併せもつ患者における抗血栓療法について、無作為化試験のデータは限られていた。
安定した冠動脈疾患を合併する心房細動で、抗凝固薬の単剤療法は、抗血小板薬1剤を加えた併用療法に対して非劣性か?また安全性で優れるか?
研究デザインの読み方(PICO)
心房細動があり、1年以上前にPCIまたはCABGを受けた、あるいは血行再建を要さない造影で確認された冠動脈疾患をもつ患者 2236例
リバーロキサバン単剤(非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬)
リバーロキサバン + 抗血小板薬1剤の併用療法
脳卒中・全身塞栓・心筋梗塞・血行再建を要する不安定狭心症・全死亡 の複合。非劣性マージン 1.46で解析
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。