ARTESiA試験:無症候性心房細動に、アピキサバンは見合うか
Healey JS, et al. Apixaban for Stroke Prevention in Subclinical Atrial Fibrillation. N Engl J Med. 2023;390(2):107-117.(DOI: 10.1056/NEJMoa2310234 / PMID: 37952132 / NCT01938248)
6分〜24時間の無症候性心房細動4012例で、アピキサバンはアスピリンより脳卒中・全身塞栓を減らした(0.78 vs 1.24%/患者年、HR 0.63、P=0.007)。しかし大出血は増えた(1.71 vs 0.94%/患者年、HR 1.80、P=0.001)。利益も害も同時に出た、判断を患者ごとに委ねる結果。
背景・CQ
無症候性心房細動は短時間で症状がなく、通常はペースメーカや除細動器による長期の連続モニタリングでしか検出できない。
無症候性心房細動は脳卒中リスクを2.5倍に高めることと関連するが、経口抗凝固による治療の利益は不確実だった。
6分から24時間続く無症候性心房細動で、アピキサバンはアスピリンより脳卒中・全身塞栓を減らすか?その代償は?
研究デザインの読み方(PICO)
6分から24時間続く無症候性心房細動をもつ患者 4012例
アピキサバン 5mg 1日2回(適応があれば2.5mg 1日2回)
アスピリン 81mg/日
脳卒中 または 全身塞栓(ITT集団で評価)
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。