AVERROES試験:ワルファリンが使えない心房細動に、アスピリンでよいのか
Connolly SJ, et al. Apixaban in patients with atrial fibrillation. N Engl J Med. 2011;364(9):806-17.(DOI: 10.1056/NEJMoa1007432 / PMID: 21309657 / NCT00496769)
ビタミンK拮抗薬が適さない心房細動5599例で、アピキサバンがアスピリンより脳卒中・全身塞栓を半分以下に減らした(年1.6% vs 3.7%、HR 0.45)。しかも大出血は増えていない(年1.4% vs 1.2%、P=0.57)。利益が明らかで早期中止となり、「ワルファリンが無理ならアスピリン」という選択肢を過去のものにした。
背景・CQ
ビタミンK拮抗薬は心房細動患者の脳卒中を予防することが示されている。
しかし多くの患者は、ビタミンK拮抗薬療法に適さないか、受けることを望まない。そうした患者は脳卒中のリスクが高い。
第Xa因子阻害薬アピキサバンは、そのような患者にとって代替の治療となりうる可能性があった。
ビタミンK拮抗薬が適さない心房細動患者で、アピキサバンはアスピリンより優れているか?
研究デザインの読み方(PICO)
心房細動で脳卒中リスクが高く、ビタミンK拮抗薬療法が適さない患者 5599例
アピキサバン 5mg 1日2回
アスピリン 81〜324mg/日
脳卒中 または 全身塞栓の発生
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。