CABANA試験:カテーテルアブレーションは、心房細動の死亡や脳卒中を減らすか
Packer DL, et al. Effect of Catheter Ablation vs Antiarrhythmic Drug Therapy on Mortality, Stroke, Bleeding, and Cardiac Arrest Among Patients With Atrial Fibrillation: The CABANA Randomized Clinical Trial. JAMA. 2019;321(13):1261-1274.(DOI: 10.1001/jama.2019.0693 / PMID: 30874766 / NCT00911508)
症候性心房細動2204例で、カテーテルアブレーションは主要複合(死亡・重度脳卒中・重篤な出血・心停止)を有意に減らさなかった(8.0% vs 9.2%、HR 0.86、P=.30)。一方でAF再発は49.9% vs 69.5%(HR 0.52)と明確に減った。ただし薬物群の27.5%が最終的にアブレーションを受けている点が解釈を難しくする。
背景・CQ
カテーテルアブレーションは心房細動で洞調律を回復させるうえで有効である。
しかし長期の死亡や脳卒中のリスクに対する影響は不確かなままだった。
心房細動において、カテーテルアブレーションは従来の薬物療法よりアウトカムを改善するか?
研究デザインの読み方(PICO)
症候性心房細動で、65歳以上、または65歳未満で脳卒中の危険因子を1つ以上もつ患者
カテーテルアブレーション(肺静脈隔離。追加のアブレーションは施設判断)
標準的なリズムおよび/またはレートコントロール薬(当時のガイドラインに従う)
複合(死亡・重度脳卒中・重篤な出血・心停止)
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。