フィネレノンとエンパグリフロジンの同時併用(CONFIDENCE)
Agarwal R. フィネレノンとエンパグリフロジンの同時併用(CONFIDENCE)(Combination of Finerenone and Empagliflozin in CKD and Type 2 Diabetes (CONFIDENCE)). N Engl J Med.(NCT05254002)
心腎代謝治療は複数の柱を積み重ねるが、"1本ずつ順に足す"のが従来の考え方だった。CONFIDENCEは、フィネレノン(非ステロイド性MRA)とエンパグリフロジン(SGLT2阻害薬)を"最初から同時併用"する戦略を初めて検証。818例の糖尿病性CKDで、併用は各単独よりアルブミン尿(UACR)を追加的に低減(フィネレノン単独比29%減・エンパ単独比32%減、全体約52%減)し、安全性も確認された。ただし代理指標(UACR)・第2相で、硬い腎/CVアウトカムは未検証。"同時併用でよい"を支持する新知見。
背景・CQ
糖尿病性CKDでは、RAS阻害・SGLT2阻害薬・非ステロイド性MRA(フィネレノン)が各々腎保護を示すが、これらを"1剤ずつ順に追加する"のが慣習だった。フィネレノンとSGLT2阻害薬は機序が異なり相加効果が期待される。
2型糖尿病+CKDで、フィネレノンとSGLT2阻害薬の同時併用は、各単独より安全かつ有効にアルブミン尿を減らすか?
研究デザイン(PICO)
2型糖尿病+CKD(eGFR 30–90、UACR 100–<5000、最大耐用量のRAS阻害下)の成人 818例(143施設)
フィネレノン+エンパグリフロジン(同時併用)
フィネレノン+プラセボ/エンパグリフロジン+プラセボ(1:1:1)
主要=180日のUACR(尿中アルブミン/クレアチニン比)の相対変化
方法:多施設・国際・無作為化・二重盲検・実薬対照・第2相試験(180日投与+30日観察)。eGFR・UACRで層別化。血圧・血清K・eGFRで安全性監視。Bayer/Lilly資金。NCT05254002。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。