ELDERCARE-AF試験:標準用量が使えない80歳以上に、低用量エドキサバンは見合うか
Okumura K, et al. Low-Dose Edoxaban in Very Elderly Patients with Atrial Fibrillation. N Engl J Med. 2020;383(18):1735-1745.(DOI: 10.1056/NEJMoa2012883 / PMID: 32865374 / NCT02801669)
標準用量の抗凝固が適さないと判断された80歳以上の日本人984例。エドキサバン15mg/日が脳卒中・全身塞栓を年2.3% vs 6.7%(HR 0.34)に減らした。大出血は年3.3% vs 1.8%(HR 1.87、P=0.09)で有意差なし。ただし消化管出血は明らかに多い。総死亡は差なし。日本の超高齢者に、日本で答えを出した試験。
背景・CQ
非常に高齢の心房細動患者に、脳卒中予防のための適切な経口抗凝固療法を実施することは、出血への懸念から難しい。
標準用量の抗凝固療法が適さないと判断された80歳以上の日本人心房細動患者で、低用量エドキサバンはプラセボより脳卒中・全身塞栓を減らすか?
研究デザインの読み方(PICO)
80歳以上の日本人で、非弁膜症性心房細動があり、脳卒中予防に承認された用量での経口抗凝固療法の適切な候補とは考えられなかった患者 984例
エドキサバン 15mg 1日1回(492例)
プラセボ(492例)
脳卒中 または 全身塞栓 の複合
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。