FIRE AND ICE試験:クライオバルーンは高周波の代わりになるか
Kuck KH, et al. Cryoballoon or Radiofrequency Ablation for Paroxysmal Atrial Fibrillation. N Engl J Med. 2016;374(23):2235-45.(DOI: 10.1056/NEJMoa1602014 / PMID: 27042964 / NCT01490814)
薬剤抵抗性の発作性心房細動762例を、クライオバルーンと高周波アブレーションに割付。平均1.5年の追跡で、初回の臨床的失敗(AF・心房粗動・心房頻拍の再発、抗不整脈薬の使用、再アブレーション)は1年推定で34.6% vs 35.9%、HR 0.96(95%CI 0.76–1.22)で非劣性。安全性も10.2% vs 12.8%、HR 0.78で差なし。「どちらを使うか」を初めて大規模に決着させた試験。
背景・CQ
ガイドラインは、薬剤抵抗性の発作性心房細動に対する治療としてカテーテルアブレーションによる肺静脈隔離を推奨している。
高周波アブレーションが最も一般的な方法で、クライオバルーンアブレーションが2番目に多く使われている技術である。どちらが優れるかは分かっていなかった。
薬剤抵抗性の発作性心房細動において、クライオバルーンアブレーションは高周波アブレーションに非劣性か?
研究デザインの読み方(PICO)
薬剤抵抗性の症候性発作性心房細動 762例
クライオバルーンアブレーション 378例
高周波アブレーション 384例
初回の臨床的失敗までの時間。心房細動の再発、心房粗動または心房頻拍の発生、抗不整脈薬の使用、再アブレーションのいずれか。初回アブレーション後90日(ブランキング期間)を除いてカウント
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。