LOOP試験:心房細動を見つけにいけば、脳卒中は減るのか
Svendsen JH, et al. Implantable loop recorder detection of atrial fibrillation to prevent stroke (The LOOP Study): a randomised controlled trial. Lancet. 2021;398(10310):1507-1516.(DOI: 10.1016/S0140-6736(21)01698-6 / PMID: 34469766 / NCT02036450)
脳卒中危険因子をもつ70〜90歳の6004例を、植込み型ループレコーダー監視と通常ケアに1対3で割付。AFの診断は31.8% vs 12.2%(HR 3.17)、抗凝固の導入も29.7% vs 13.1%(HR 2.72)と、いずれも約3倍に増えた。それでも脳卒中・全身動脈塞栓は 4.5% vs 5.6%、HR 0.80、P=0.11 で有意に減らなかった。「見つける」ことそのものを問うた試験。
背景・CQ
心房細動をスクリーニングし、検出されたら抗凝固薬で治療することで脳卒中を予防できるかは、分かっていなかった。
植込み型ループレコーダー(ILR)による連続心電図監視は、無症候性の心房細動エピソードの検出を容易にする。
高リスク者において、心房細動のスクリーニングと抗凝固薬の使用は脳卒中を予防するか?
研究デザインの読み方(PICO)
心房細動がなく、70〜90歳で、脳卒中の危険因子(高血圧・糖尿病・脳卒中既往・心不全)を1つ以上もつ個人 6004例
植込み型ループレコーダー(ILR)による監視 1501例(25.0%)。6分以上続く心房細動エピソードがあれば抗凝固を推奨
通常ケア 4503例(75.0%)
初回の脳卒中 または 全身動脈塞栓 までの時間
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。