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会員限定循環器RCT・多施設・非盲検N Engl J Med 2016読了 約6分

PIONEER AF-PCI試験:AF+PCIの三剤併用を、リバーロキサバンで減らせるか

Gibson CM, et al. Prevention of Bleeding in Patients with Atrial Fibrillation Undergoing PCI. N Engl J Med. 2016;375(25):2423-2434.(DOI: 10.1056/NEJMoa1611594 / PMID: 27959713 / NCT01830543)

ステント留置を受けた非弁膜症性心房細動2124例を3群に割付。低用量リバーロキサバン+P2Y12阻害薬(アスピリンなし)の臨床的に重要な出血は16.8%、超低用量+DAPTは18.0%、標準のワルファリン+DAPTは26.7%。有効性は3群同等だったが、信頼区間が広く有効性の結論は確かでない。三剤併用を減らす流れの起点になった試験。

Background

背景・CQ

ステント留置を伴うPCIを受けた心房細動患者では、ビタミンK拮抗薬にP2Y12阻害薬とアスピリンの2剤(DAPT)を加えた三剤併用が標準とされてきた。血栓と脳卒中のリスクは減るが、出血のリスクが増える。

リバーロキサバンに抗血小板薬を1剤または2剤組み合わせたときの有効性と安全性は不明だった。

クリニカルクエスチョン

ステント留置を受けた心房細動患者で、リバーロキサバンを基盤とする抗血栓療法は、標準の三剤併用より出血を減らせるか?

Design (PICO)

研究デザインの読み方(PICO)

P
Population ・ 患者

ステント留置を伴うPCIを受けた非弁膜症性心房細動 2124例

I
Intervention ・ 介入

低用量リバーロキサバン 15mg 1日1回 + P2Y12阻害薬を12か月(アスピリンなし)

vs
C
Comparison ・ 対照

標準治療=用量調整ビタミンK拮抗薬(1日1回)+ DAPTを1・6・12か月のいずれか

O
Outcome ・ 評価項目

臨床的に重要な出血(TIMI基準の大出血または小出血、あるいは医学的処置を要する出血の複合)

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Column

心房細動の30年 ― 31試験で読む、問いが三度置き換わるまで

「洞調律に戻すべきか」。心房細動の中心にあったこの問いは、2002年に否定された。すると問いは「何で止めるか」から「何で固めるか」へ移り、DOACの4試験がワルファリンを置き換える。次に問いは「足すか」から「どこまで引け…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。