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会員限定循環器RCT・多施設・非劣性N Engl J Med 2002読了 約6分

RACE試験:除細動後に再発した心房細動は、レートコントロールで十分か

Van Gelder IC, et al. A comparison of rate control and rhythm control in patients with recurrent persistent atrial fibrillation. N Engl J Med. 2002;347(23):1834-40.(DOI: 10.1056/NEJMoa021375 / PMID: 12466507)

電気的除細動のあとに再発した持続性心房細動522例で、レートコントロールがリズムコントロールに対して非劣性だった。2.3年後に洞調律だったのはリズム群39%に対しレート群10%。それでも主要複合は17.2% vs 22.6%で、レートコントロールが劣らなかった。AFFIRMと同じ年に、同じ結論を別の集団で示した一本。

Background

背景・CQ

心房細動の治療では洞調律の維持が主要な目標とされてきた。しかし心房細動は再発し、抗不整脈薬には副作用があるため、洞調律で得られる利益が相殺されてしまう。

そこで「心拍数の調節は、洞調律の維持に対して劣らないのではないか」という仮説が立てられた。

クリニカルクエスチョン

電気的除細動後に再発した持続性心房細動で、レートコントロールはリズムコントロールに対して非劣性か?

Design (PICO)

研究デザインの読み方(PICO)

P
Population ・ 患者

過去に電気的除細動を受けたあと再発した持続性心房細動の患者 522例

I
Intervention ・ 介入

レートコントロール(経口抗凝固薬+心拍数調節薬)

vs
C
Comparison ・ 対照

リズムコントロール(繰り返す除細動+抗不整脈薬+経口抗凝固薬)

O
Outcome ・ 評価項目

複合(心血管死・心不全・血栓塞栓性合併症・出血・ペースメーカ植込み・薬剤の重篤な副作用)

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Column

心房細動の30年 ― 31試験で読む、問いが三度置き換わるまで

「洞調律に戻すべきか」。心房細動の中心にあったこの問いは、2002年に否定された。すると問いは「何で止めるか」から「何で固めるか」へ移り、DOACの4試験がワルファリンを置き換える。次に問いは「足すか」から「どこまで引け…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。