RACE試験:除細動後に再発した心房細動は、レートコントロールで十分か
Van Gelder IC, et al. A comparison of rate control and rhythm control in patients with recurrent persistent atrial fibrillation. N Engl J Med. 2002;347(23):1834-40.(DOI: 10.1056/NEJMoa021375 / PMID: 12466507)
電気的除細動のあとに再発した持続性心房細動522例で、レートコントロールがリズムコントロールに対して非劣性だった。2.3年後に洞調律だったのはリズム群39%に対しレート群10%。それでも主要複合は17.2% vs 22.6%で、レートコントロールが劣らなかった。AFFIRMと同じ年に、同じ結論を別の集団で示した一本。
背景・CQ
心房細動の治療では洞調律の維持が主要な目標とされてきた。しかし心房細動は再発し、抗不整脈薬には副作用があるため、洞調律で得られる利益が相殺されてしまう。
そこで「心拍数の調節は、洞調律の維持に対して劣らないのではないか」という仮説が立てられた。
電気的除細動後に再発した持続性心房細動で、レートコントロールはリズムコントロールに対して非劣性か?
研究デザインの読み方(PICO)
過去に電気的除細動を受けたあと再発した持続性心房細動の患者 522例
レートコントロール(経口抗凝固薬+心拍数調節薬)
リズムコントロール(繰り返す除細動+抗不整脈薬+経口抗凝固薬)
複合(心血管死・心不全・血栓塞栓性合併症・出血・ペースメーカ植込み・薬剤の重篤な副作用)
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。