RATE-AF試験:レートコントロールは、ジゴキシンかβ遮断薬か
Kotecha D, et al. Effect of Digoxin vs Bisoprolol for Heart Rate Control in Atrial Fibrillation on Patient-Reported Quality of Life: The RATE-AF Randomized Clinical Trial. JAMA. 2020;324(24):2497-2508.(DOI: 10.1001/jama.2020.23138 / PMID: 33351042 / NCT02391337)
永続性心房細動で息切れのある160例を、低用量ジゴキシンとビソプロロールに割付。6か月のQOL(SF-36 PCS)に差はなく、安静時心拍数も差なし。しかしEHRA分類の2段階改善はジゴキシン53% vs ビソプロロール9%、有害事象は25% vs 64%。12か月では20項目中8項目がジゴキシン有利だった。「何でレートを整えるか」を初めて正面から比べた試験。
背景・CQ
永続性心房細動、とくに心不全を併存する患者において、どの心拍数調節療法を選ぶかを支持するエビデンスはほとんどなかった。
永続性心房細動で息切れのある患者において、低用量ジゴキシンとビソプロロール(β遮断薬)では、患者report のQOLに差があるか?
研究デザインの読み方(PICO)
60歳以上、永続性心房細動(洞調律に戻す予定がないと定義)、NYHA II度以上の息切れがある患者 160例
ジゴキシン 80例(用量 62.5〜250 μg/日、平均161 μg/日)
ビソプロロール 80例(用量 1.25〜15 mg/日、平均3.2 mg/日)
6か月時点の SF-36 身体的健康度サマリースコア(SF-36 PCS)(0〜100、高いほど良い)。臨床的に意味のある最小差は0.5SD
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。